カレッジオブサンマテオ 2019春学期(ESL828 / BUS100)
ご無沙汰しています。
毎年お正月になると気持ちも改まって、更新したくなるみたいです。笑
去年は結局1月の更新のみになってしまいましたが、
今年はアメリカ滞在期間も残りわずかになった事もあり、少しでも多く、備忘録として残せればいいなと思っています。
さて、今回は去年1年間通ったカレッジ生活について書こうと思います。
アダルトスクール時代から、英語だけじゃなくて、英語でそれ以外の事も勉強してみたいなと思っていました。
何について学ぶべきか悩んだのですが、シリコンバレーの新興企業や、その動向を本場で学べたら面白そうだなと思い、ビジネスの授業を取ってみる事にしました。
ビジネスのメジャーは、日本でいう経済学や経営学に当たります。
2019年の春学期では、
①ESL828: Writing Non-Native Speakers Ⅳ
②BUS100: Introduction to Business
の2コマを受講しました。
①ESL828: Writing Non-Native Speakers Ⅳ
この授業は、ESLのWritingで、カレッジでのレポート作成に向けて、
エッセイの構成や引用の仕方、名詞節、間違えやすい文法等を学びました。
個人的に頑張ったなと思うのは、初めて丸1冊、英語の本を読んだ事です。
最後にはこの本の感想文をエッセイ形式で書きました。
”The Pact”↓
この本は、貧しい環境で育ったアフリカ系アメリカ人3人組が、非行に走ったり厳しい課題で勉強につまづきながらも切磋琢磨し、医者になるという、実話を元にした成功物語でした。
授業環境としては、中国人大学生がクラスの約半分を占めていて、あまりやる気がなく、宿題もちゃんとやってこない学生もいました。
なのでグループワークでディスカッションになったりすると、読んできてないから分からないといった感じで、話にならない事もありました。
ただ共感するのは、宿題が凄く多く、授業以外の空き時間をほぼ宿題に当てないと終わらない状態だったので、結構大変でした。
他にも授業を複数取っている大学生には負担が大きいだろうなと思いました。
②BUS100: Introduction to Business
この授業では、景気変動や金融システム、株価の仕組み、ミクロ・マクロ経済といった経済学の基本知識、企業形態の種類、
企業倫理や企業家精神まで幅広く、経済知識を学びました。
参考書↓
https://www.amazon.com/Online-Kelly-Williams-Instant-Access/dp/B075Y72KD1
先生が、Uberの空飛ぶタクシーやAmazonの倉庫システムだったり、映像資料や企業の最新事例をあげて説明してくれたので、面白かったです。
宿題は毎週1章ずつテキストを読むのと、2章毎に小テストがありました。
その他に2回ほどアメリカの経済恐慌に関するレポート提出、
学期を通して株価の仮想運用レポートとビジネスプランの提案資料作成がありました。
私はなんとラッキーな事に、小テストで3位以内の成績に入り、
授業の後に3人が呼び止められ、テスラの工場見学ツアーに連れて行ってくれる事になりました。
私はその時、すごく嬉しかったし、アメリカでは頑張っていれば平等に評価してくれることを体感したような気がしました。
一般の人はテスラのオーナーでない限りは参加出来ないらしく、テスラの工場見学ツアーは本当に貴重な体験でした。
残念ながら工場内の撮影は禁止だったのですが、
たくさんのロボットアームがものすごいスピードで作業を進めていて、オートメーション化された工場に圧倒され、近未来を感じました。
途中、パナソニックの電池パックや(今は不採用になってしまいましたが)、ファナックの高精度ロボットの紹介もあり、日本企業の技術の高さを改めて感じました。
さらには、別の機会で、Facebookのデジタルマーケティングワークショップにも参加することができました。
Facebookの本社を訪れ、セミナールームで受講しました。
実際に、Facebookで働く社員の方が6名ほどパネリストとして参加され、
どのような経緯で入社したか、どんなミッションを持っているか等説明してくれました。
教育系の事業に乗り出した事から、先生やデザイナーなど多様なバックグラウンドを持った人がFacebookで働く事になった経緯を説明してくれ、とても興味深かったです。
ここでは、その場で学んだデジタルマーケティングの知識を使って、与えられた資料を元にマーケティングプランを作るというものだったので、
正直私にはハードルが高かったのですが、周りのメンバーが優しくフォローしてくれたので、なんとかプレゼンまでやることができました。
このように、本当にたくさんの経験が出来た春学期でした。
学問の面では、アメリカ滞在の中でハイライトと言えると思います。
出会った人みんなが優しかったので、人との出会いに感謝したいと思います。
長文お付き合い頂きありがとうございました。
次は秋学期についてです。